転職時の履歴書の効果的な書き方

公開日:2016/11/21 最終更新日:2016/11/21

今回は転職活動に必要となる代表的な書類である「履歴書の効果的な書き方」についてお届けいたします。
基本的な書き方のルールに加えて、転職時に気をつけたほうがいいポイントや、採用担当者の視点からはどんな内容のことを書けば「この人に会ってみたい!」と思ってもらえるか、ぜひ確認してみてください。


履歴書を書くときのポイント

あなたのこれまでのご経験が1冊の本だとしたら、履歴書はその「目次」の部分にあたります。目次は、一通り読めば本の筋書がわかるようにできていますね。採用担当者はその目次を見て、中身を読んでみようかどうか、つまりあなたに会ってみたいかどうかを判断します。特に転職希望者の方が疑問に思いやすいポイントにスポットを当てて見て行きましょう。

履歴書を買いに行ったけど、いろんな種類があって困った!

履歴書の様式は「JIS規格履歴書」として定められた標準様式がありますが、これに準じた様式で、なおかつ自己PRや趣味・特技、習い事の経験などを書けるフリースペースが広く取られている転職者用の履歴書も多く販売されています。応募先企業がJIS規格の履歴書を指定して来る場合もありますが、市販されているものであれば、特に様式にこだわらない企業がほとんどです。ご自身のお人柄やアピールポイントをより記入しやすいものを選びましょう。

手書きとパソコンで作ったもの、どちらが好ましい?

基本的には手書きが主流ですが、最近ではパソコンで作成した履歴書も多く使用されるようになってきました。ただ、採用担当者は履歴書から、あなたのご経歴やお持ちの資格などはもちろんのこと、お人柄や個性も読み取りたいと考えています。手書きの文字も大事なあなたらしさの一部ですので、できるだけ手書きの履歴書をご用意することをお勧めします。どうしても手書きが苦手な場合は、名前のみを手書きにするのも良いでしょう。

一方で、近年はパソコンで作成した履歴書でも、ExcelやWordなどの事務系ソフトウェアを使いこなせる人だとポジティブに受け取る企業も増えてきています。応募する企業の社風や方針による部分もありますので、応募先企業の情報をより細かく把握できる転職支援サービスを利用することをお勧めします。

証明写真はどんな風に撮れば良い?

人の印象を判断するとき、一般的に文字から得られる情報よりもビジュアルから得られる情報に大きく左右されると言われています。つまり、実際に会ったことのない採用担当者に自分に対して良い印象を持ってもらおうと思ったとき、証明写真はとても大切なポイントの1つとなります。ですので、できれば自動撮影のスピード写真よりも、写真館などで撮影をしてもらいましょう。写真館では人の手によって撮影をしてくれますので、ちょっとした髪の乱れを直してくれたり、ライトがうまく当たるように顔の角度の指示をしてくれたりします。

この時に注意したいのは、背景の色です。できるだけ薄い色の背景を選択しましょう。
と言うのも、採用担当者が2名以上の場合、あなたの履歴書はコピーされます。白黒のコピー機を通したとき、背景が暗い色だと写真が真っ黒に印刷されてしまうこともあるからです。

職歴に派遣やアルバイトの経験は書いて良い?

派遣就業でのご経験は書いていただいてかまいません。
その場合の記載例をご紹介します。

簡潔にまとめた場合
簡潔にまとめた場合
職種の内容をアピールしたい場合
職種の内容をアピールしたい場合

アルバイト経験については通常記載はしません。しかし、学校卒業後のアルバイト経験や、学生時代のアルバイトであっても応募先企業の業務内容に深く関連する場合や、アルバイトであっても長期にわたって責任ある業務を任されていた場合などは、基本的な社会人としてのマナーを習得しているアピールになりますので、記載していただいてかまいません。
記載例をご紹介いたします。

簡潔にまとめた場合
簡潔にまとめた場合
職種の内容をアピールしたい場合
職種の内容をアピールしたい場合
複数のアルバイト経験をまとめて記載する場合
複数のアルバイト経験をまとめて記載する場合

「特になし」は避けて、空白は埋めましょう

履歴書によっては、あなたの趣味や特技、好きな学科などを記載する欄がついているものもあります。好きな学科や趣味・特技などは一見プライベートな質問にも見え、ついつい「特になし」としてしまいがちですが、採用担当者はそういった質問からも、あなたがどんな人かを知りたいと考え、あなたが学習意欲のある人かどうかや、自分なりのストレス発散方法を持っているかどうかなどを知りたいと考えています。そして、できれば一言の単語のみの記入も避けて、よりアピールにつながる書き方ができればベストでしょう。

転職用履歴書の好ましくない例
転職用履歴書の好ましくない例
転職用履歴書の好ましい例
転職用履歴書の好ましい例

※面接に進んだ際、履歴書のこの部分をきっかけにして自然で楽しい会話に発展することもよくあります。そういった会話から緊張が解けてよりのびのびと自己PRができたり、得意分野に話を持って行けたりするチャンスにもなりますので、ここでは採用担当者と共通の話題のきっかけ作りだと思って、少しでも多くの情報を記載しましょう。

志望動機を考えてみましょう

「志望動機」とは、読んで字のごとくあなたが応募先の企業を希望する理由ですが、ただ単に魅力的に感じた部分を書けば良い、というものでもありません。
志望動機を聞かれたとき、採用担当者は以下の3点を知りたいと考えています。

なぜその会社へ応募しようと考えたのか?
今までの職務経験でどんなことを学んだのか?
これまで学んだことがその仕事にどんな風に生かせると考えているか?
つまり、志望動機を聞かれた際も、自分の経歴や能力、意欲をアピールする方向へつなげるよう意識しましょう。

志望動機の例
志望動機の例

まずは応募先の会社をよく知ることから。今はホームページやSNS等で情報を公開している会社も多いので、主要な商材、力を入れている事業(新しく立ち上がった事業や収益の柱になっている事業)は何か、主な取引先、業界でのシェアなど、基礎的な情報を調べ、志望動機へ盛り込めれば尚好印象です。

■トライアローでは、スキルや条件のみならず、キャリアプランを共に考え、皆様のご希望や適正に合ったお仕事のご紹介を行っております。

「自分の経験でどんな仕事が紹介してもらえるか知りたい」という方は、ぜひこちらからご登録ください。

自分に合うお仕事を探してみるならコチラ

関連記事