公開日:2014/07/24 最終更新日:2014/07/24
転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は、「優良中小企業の探し方」と題しまして、中小企業と呼ばれる中でもどんな会社が働きやすいかをテーマにまとめてみます。 優良企業であるかどうかの判断は、会社の規模だけでは判断できません。もちろん中小企業にも、優良企業は数多くあります。ここでは優良中小企業の探し方のポイントをご紹介します。
株式公開しているのは大手企業だけではなく、中小企業にも多く存在します。気になった企業が株式公開している場合は、決算公告を確認してみましょう。財務状況はもちろん、さまざまな会社の情報を得ることができます。求人情報では得られない会社の状況を確認できるので、安心感が増すのではないでしょうか。
決算公告を読み解くのはなかなか難しくても、求人情報や会社ホームページに記載されている一般的な数字は、誰にでもわかりやすいものです。売上高の推移、平均年収、離職率…膨大な情報の中では何気なく読み飛ばしてしまう部分です。 しかし、しっかり読み解くことで、働きやすい環境かどうかが見えてきます。 例えば、平均年収が高く、離職率も高い企業は「給与は良いものの、激務の可能性がある」ということが想像できます。もちろん一概にはいえませんが、一つの基準になるでしょう。
優良中小企業の探し方として、信頼性の高い基準ともいえるのが「中小企業庁」の補助金対象の有無です。対象となっている企業は、国の発展に役立つ技術であると認められていたり、将来性のある企業であると判断された企業であるといえます。 この支援対象を元に、会社に直接アプローチするのもひとつの方法です。大手企業とは異なり、大々的な求人活動をしていない企業も多くみられます。情報を待つのではなく、自分から探しにいくことも優良中小企業の探し方として大切だと言えます。
エンジニアリング系の中小企業にとって「自社プロダクトの有無」は、大きなポイントになります。 会社の規模に関わらず、自社開発のプログラムを販売していたり、使用している機械が既に特許取得済みの場合、規模以上の価値があるといっても過言ではありません。 下請けがメイン業務だとしても、こういった知的財産となるプロダクトを保有している企業は、万が一の場合に強い企業だといえます。 また、このように一定の安定収入が見込める企業は、経営基盤が整っているので、経営者、従業員共にゆとりを持って仕事に携わっていることが多いのです。そのため、職場の雰囲気が良く、新たなプロダクト開発に向けて個々の意見を取り入れられやすい環境であることが期待できます。 自由な発想でものづくりに携わっていきたい方には、理想的な仕事環境といえるでしょう。
力をもった優良中小企業かどうかは、求人サイトの情報だけではわからない場合もあります。自分が企業に求めるもので、最優先したいポイントはどこなのかをしっかりと見極めてから探すことで、企業規模の大小に関わらず、自分に合った企業に出会えるのではないでしょうか。
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