失業手当は以下の計算式から算出されます。
基本手当日額 = 賃金日額(退職前6か月の賃金合計÷180) × 給付率(50~80%)
基本手当日額とは、失業手当として受給できる1日当たりの金額をさします。
ボーナスを除く退職前6か月間の賃金の総額を180で割った賃金日額に給付率をかけます。給付率は元の賃金により異なります。
また、賃金日額、基本手当日額どちらも上限・下限の金額があります。
例として、以下の条件で計算を行います。
・離職前の給与が24万円
・離職当時25歳
・勤続年数3年間
賃金日額=24万円 × 6か月 ÷ 180 = 8000円
離職時の年齢が29歳以下、賃金日額が5,030円以上12,380円以下の場合、給付率は50~80%で変動し、基本手当額は[賃金日額×0.8-0.3{(賃金日額-5,030)/7,350}×賃金日額]で算出します。
基本手当日額=8000×0.8-0.3{(8000-5,030)/7,350}×8000 =5430円
上限額より低い金額なのでこのまま受給額も計算します。
受給総額 = 基本手当日額 × 受給日数90日 = 488,700円
この条件で自己都合退職の場合、給付制限があるため待期期間+2~3か月経過後から90日で合計48万程度の失業手当がもらえることとなります。
※離職前の給与により正式な金額は異なりますので、正確な金額はハローワークにお問い合わせください。