公開日:2021/04/13 最終更新日:2021/04/13
派遣会社は大手から中小まで、また幅広く業界・業種を扱うところから特定の分野に特化したところまで、数多く存在します。どこに登録すれば良いか迷っている人もいるでしょう。結論からいうと、1つに絞らず複数に登録するのがおすすめです。なぜなら、複数登録には多くのメリットがある一方、デメリットはほとんどないからです。ここでは、複数に登録するメリットやデメリット、登録すべき会社を選ぶポイントなどを紹介します。
先に述べたように、複数の派遣会社に登録すると多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットを5つ紹介します。
派遣社員として就業すると、派遣会社と契約し派遣先企業で働くことになります。派遣社員に給料を支払ったり福利厚生を用意したりするのは、派遣会社です。福利厚生には法定福利と法定外福利があります。法定福利は法律によって事業主に義務付けられているものです。健康保険や厚生年金保険、雇用保険などの社会保険を指し、これはどこの派遣会社と契約した場合でも一定の条件を満たせば加入できます。一方、法定外福利はその会社が独自に実施しているものです。 たとえば、提携するフィットネスジムやレジャー施設、レストランなどが優待価格で利用できる、語学やビジネスマナーなどのスキルアップ講座が無料で受けられるといったサービスが挙げられます。これらは派遣会社が登録者獲得のために独自に行っているサービスであるため、どういった福利厚生を受けられるか比較検討してみると良いでしょう。また、派遣先企業までの交通費支給の有無などの待遇も、派遣会社によって異なります。複数の派遣会社に登録して比較すれば、自分にとって良い条件の会社を選ぶことが可能です。
派遣会社に登録すると担当者がつき、面談や仕事の紹介、派遣先企業と顔合わせする日時の調整、就業後のフォローなどを行ってくれます。良い派遣先を見つけて仕事を続けていくには、担当者と信頼関係を築くことも大切です。とはいえ、人間同士のことなので、担当者とどうしても相性が合わないということも起こります。しかし、合わないからといって、そう簡単に担当者を変更することはできません。あまりに相性が悪い場合、もめてしまったり仕事を続ける気をなくしたりなど、仕事をするうえで支障をきたすこともあるでしょう。 複数の派遣会社に登録しておけば登録の際に自分の担当者と直接話ができるので、相性を見極めることができます。
派遣会社にもよりますが、登録すれば必ず良い仕事が紹介されてすぐに就業できるというわけではありません。派遣会社1社が扱う案件数には限りがあり、特に希望条件が多い人などはマッチする仕事の紹介がなかなか受けられないことがあります。複数の派遣会社に登録していれば、それだけ選択肢が増え、希望に合う仕事を見つけやすくなるでしょう。また、派遣会社はそれぞれ特徴が異なり、案件の紹介ペースも違います。たとえば、少しでも条件に近い案件があればどんどん紹介してくるところもあれば会社からの接触が少なく登録者のペースで応募できるところもあるなど、さまざまです。 就職活動のペースは人によって異なります。積極的に多くの案件を紹介してくる会社が合う人もいれば、煩わしく感じる人もいるでしょう。複数の派遣会社に登録しておけば、自分のペースや好みに合ったところを見つけやすくなります。
派遣会社の公式サイトには募集中の案件が掲載されていて、誰でも閲覧できるようになっていることが一般的です。このような公開求人のほか、登録した人だけに見せる非公開求人を抱えている派遣会社もたくさんあります。非公開求人は、公開求人よりも待遇が良かったり大手企業の案件だったりするなど、好条件であることが多いです。複数の派遣会社に登録しておくと、各社の非公開求人を見る機会が増え、良好な条件で就業できる可能性が高くなります。
派遣会社のA社とB社が、同じ企業の求人案件を扱っていることは珍しくありません。この場合、まったく業務内容や就業条件が同じでも、A社とB社で待遇や時給が異なることがしばしばあります。これは、派遣先企業と派遣会社との信頼関係の強固さの度合いや、派遣会社が支払う紹介手数料の金額などにより生まれる違いです。A社とB社のどちらにも登録していると同じ企業の案件を受けることがあり、より時給や待遇が良いほうを選ぶことができます。
これまで述べてきたように、派遣会社に複数登録するとさまざまなメリットがあります。とはいえ、少ないながらもデメリットがないわけではありません。ただし、これは気になる人もいればまったく気にならない人もいるでしょう。気にならない人にとっては、複数登録は実質デメリットなしといえます。ここでは、複数登録により考えられるデメリットを2つ紹介します。
派遣会社に登録する場合は、事前に予約をとって会社に出向き、担当者と面接や面談をすることが必要です。これまでのキャリアや仕事に対する希望条件などの確認、スキルチェックなどがあり、1~2時間かかることも珍しくありません。昨今はWEB面談ができる派遣会社が増えているとは言え、手間と時間がかかるため人によっては面倒に思ったり負担に感じたりすることもあるでしょう。
派遣会社に登録すると、担当者から電話やメールで仕事を紹介する連絡が来ることが一般的です。たくさんの派遣会社に登録していると、それぞれの会社から連絡が来ることになります。電話が鳴る頻度が上がったり、メールボックスがいっぱいになるほどメールが届いたりすることになりかねません。自分に合った仕事かどうかを確認して応募するかどうか判断する必要がありますが、あまりに多いと情報を取捨選択するのが大変です。良い条件の案件があっても、ほかの連絡に埋もれて見逃してしまう恐れもあります。
多くの派遣会社があるため、どこに登録すべきか迷っている人もいるでしょう。おすすめなのは、「知名度の高い大手派遣会社」と「自分の得意分野や興味のある分野を専門とする派遣会社」の2社に登録することです。
大手派遣会社は営業やキャリアコンサルタントの数が多く、扱っている案件数も非常に豊富で業界や業種も多岐にわたります。そのため、多くの案件の紹介が受けられる可能性が高いです。ただし、大手企業はジョブローテーション制度を導入していることが多く、ついてくれたキャリアコンサルタントや営業担当が短期間で外れてしまうこともよくあります。ジョブローテーション制度とは、人材育成を目的として社員の職場や職務を変更する制度のことです。担当者がころころと変わってしまうと信頼関係を築きにくく、何かあっても相談しづらいなどの問題があります。 また、幅広く業界や業種を担当している分、担当者が特定の分野についてあまり知識がないこともしばしばあります。相談しても適切なアドバイスを受けられないといった問題が起こりやすいです。
専門性の高い中小規模の派遣会社は、大手に比べると営業担当やキャリアコンサルタントの数が限られるため、すべての業界や業種に精通していることはあまりありません。また、拠点の数も限られます。 ただし、中小規模の派遣会社の中には、特定の分野を強みとするところがたくさんあります。たとえば、昔からそのエリアで営業をしてきた地元密着の会社の場合は、あとから入ってきた大手派遣会社よりも強いネットワークを形成し、地域の経済界に太いパイプを持っていることも珍しくないのです。また、特定の業種や職種に強い派遣会社の場合は、手広く全業界、全職種を扱っている大手派遣会社よりも専門性を重視することで差別化を図っており、大手派遣会社では拾いきれない案件情報をキャッチすることに注力していることも多いため、その会社でしか出会うことのできない案件に巡り会えるかもしれません。
私たちトライアローは、1979年に化学プラントの設計や施工を行う事務所として創業を開始した派遣会社です。技術系に強く、特に通信や建設、IT業界を得意としています。 営業担当も転勤を伴うような異動が少なく、地元で働きたい方々と地域の企業とを繋ぐパイプ役を担って来ました。こうしてクライアントと長い信頼関係を築いていることから、現在取引のある派遣先企業からいち早く別の部署や別の企業を紹介してもらうこともあり、他では見つからないような仕事に出会える可能性が高いのも特徴です。 派遣会社選びに迷っている方は、ぜひお気軽にトライアローへご相談ください。
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