プログラマーとは?
プログラマー は、コンピューターを稼動させるためのプログラム言語を用いてシステムのソフトウェアやアプリケーションを作るために コンピューターを稼働させるためのプログラム言語を用いて、システムのソフトウェアやアプリケーションを作るためにプログラミングを行う職種です。
一般的に、システム エンジニアがシステムやアプリケーションの設計・仕様書を作成し、その仕様書に基づいてプログラマーがプログラミングを担当します。プログラミングは新規に開発することもありますが、現在稼働しているシステムのプログラムを修正することも多いです。
プログラマーの業務内容
プログラマーは、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてプログラミング作業を担当します。
プログラム言語はJava・JavaScript・Python・Perl・PHP・C言語等様々な言語があり、それらの中からプロジェクト毎に適した言語を使用します。これらの言語を用いてプログラムを書くことを、コーディングと言います。
プログラム言語は該当のセミナーに参加した・研修で学習しただけでは、実務作業で役にたちません。一つのプログラム言語を扱えるようになるには数年かかるといわれています。プロジェクトメンバーが作成したプログラミングを読めるようになり、不具合を発見して修正できるようになると、一人前のプログラマーといえるでしょう。プログラマー はまた、システムエンジニアが設計した仕様書の不具合を発見することも重要な任務になります。
システムエンジニアが設計した仕様書通りにプログラミングした結果、想定外の動作をする場合もあります。プログラミングを見直して不具合を発見・修正して、誤りのない成果物に仕上げていきます。
プログラマーがきついと言われる理由5つ
ではなぜプログラマーは「きつい」「つらい」「やめとけ」と言われるのでしょうか。その主な理由5つを紹介します。
1.業務量が多い
プログラマーは、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてプログラミング作業を担当します。
プログラミングは、システム開発プロジェクトにおいて欠かせない重要な工程です。ひとりで作業するわけではありませんが、金融機関の勘定システム規模になると、数千万行のプログラムコード入力に至るといわれています。作業量が膨大になりやすいというたいへんさと、プログラミングをする作業期間が定められているため、業務負荷がかかり納期前には残業が発生することはよくあることといわれています。納期前は多忙になることから「きつい」と感じるケースもあるようです。
2.修正ややり直しが発生する
システム開発プロジェクトでは、発注元からの仕様変更により、プログラミング開発の工程でも設計から見直しすることがあります。そのため上流工程の基本設計工程で仕様変更があると、詳細設計工程・プログラミング工程で修正することになります。プログラミングが完了して、単体テスト工程まで進んでいる開発プロジェクトでも、手戻り作業に至ります。
本来、要件定義工程・概要設計工程・基本設計工程などの上流工程で、発注元と開発プロジェクトのリーダーや管理者がレビューを重ねて確認が完了していることなのですが、発注元からの依頼になると受け入れざるを得ません。
システム開発プロジェクトでは、よくあることで、納期を厳守しながら仕様変更を加えていく、厳しいスケジュールになります。仕様変更等により、スケジュール通りにすすまずに手戻り作業が多いことが「プログラマーはきつい」といわれる理由です。
3.最新技術のキャッチアップが必要
プログラマーはプログラミングスキルを学びながらスキルをつけていくことが必要です。プログラミングスキルは一回覚えれば済むというものではなく、プログラム言語は最新版に更新されていきますので、最新技術を習得する必要があります。実際に実務でプログラマー職に就いている方は、自主的に最新情報を取得するようにしています。
どんな仕事でも技術や知識の研鑽は必要ですが、IT職はより最新技術の更新が多く、最新情報のキャッチアップは必須になると言えるでしょう。
4.他の人の書いたコードを解析しなければならない
プログラマーの業務は、自分以外のプログラマーがコーディングしたプログラムを読み取って改修するスキルが求められます。
プログラムのコーディングは、開発プロジェクトにコーディング規定がありますが、その規定通りになっていないケースが多くあるようです。同じ言語を使っていたとしても、プログラムは書いた人によって異なります。そのため、プログラムの修正・更新をしようとしても、前任者が書いたプログラムが何をしたいプログラムなのか理解ができないと、分析・改修に時間を要します。読み取り辛いことで不具合を生じて、無駄な時間を積み重ねて成果がでないこともあるようです。
上記のような悪循環に陥ることを嫌って、コーディング規定に基づき、新規に作成し直すケースもよくあり得ます。プログラマーとして成長するために、コーディング規定に基づいた読みやすいプログラムをコーディングすることが求められます。
5.技術力だけではなくコミュニケーション力も求められる
プログラマーは、開発プロジェクト内のコミュニケーションを良好に保つことが求められます。
プログラマーは黙々とPCと向き合っているイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実はコミュニケーションがとても重要な職種です。というのも、システム開発は一人ではなくプロジェクト毎にチームで行うからです。 プログラミングのスキルが優秀であっても、1人のプログラマーのスキルだけではプロジェクトは成立しません。開発プロジェクトのメンバーが良好なコミュニケーションをとり、スムーズにプロジェクトを進行させることが大切です。
プログラマーになるメリット
プログラマーは、飛躍的な進歩をしているIT業界にとって非常に需要が高い職種です。ソフトウェア・アプリケーションの開発案件が多いため、プログラマースキルを有する人材のニーズは年々高まっています。 プログラマーになるメリットを3つ紹介します。
人手不足により、求人数が多い
大手ITメーカー・ITベンダー企業・ソフトウェア開発会社は、慢性的な人材不足の状況です。メディアによっては「IT人材不足危機」ともいわれます。
IT業界の進歩により、ソフトウェア・アプリケーションの開発案件が増え、開発を受注する競争力を維持するために、プログラミングスキルを持つ人材を多くの企業で募集しています。
一部では、IT業界内 で人材の取り扱い合戦が繰り広げられているようで、高いプログラミングスキルを持つ技術者を高額な報酬(年収)で採用しているようです。 労働生産人口が減少していくなかで、プログラミングスキルをもつ技術者は将来性がある職種といわれています。
将来の選択肢が多い
プログラマーはスキルをつけていくことで、上位職を担うことができます。ここで、プログラマーからステップアップできる職種を3つ紹介いたします。
第1にシステムエンジニア(SE)です。プログラマーはシステムエンジニアが設計した設計書に基づき、プログラム言語をコーディングする業務でしたが、経験・スキルを見つけることで、設計書の作成するシステムエンジニア職(SE)にステップアップすることが可能です。
第2にプログラマー職で経験とリーダーシップ能力を組み合わせて、プロジェクトやチームのリーダーを担当するようステップアップが可能です。プロジェクトマネージャー(PM)と呼ばれ、プロジェクトの計画や 進捗管理、開発プログラムチームの指導などを担います。
第3に社内SEです。社内SEとは、自社内の情報システム部門として、社内のシステム開発、運用、管理を行う職種です。
開発プロジェクトの依頼元にも「システムエンジニア」プログラマーを配置している情報システム部門・IT部門があります。社内のシステムエンジニア(社内SE)職に就くことで、依頼元のSEとして業務を担うことが可能です。
完成した時の達成感が高い
プログラマーは、自分自身でプログラム言語をコーディングして、プログラムを製造していきます。自分自身がプログラミングしたプログラムが完成し、製品やサービスとしてリリースされた ときは達成感があります。
プログラム言語によってことなりますが、複雑で数ページに至るエントリー処理になると、5000行~10,000行のコーディングをしてプログラムを作成します。詳細設計書通りに稼働したときの達成感・充実感があるようです。
プログラマーは毎日に業務がプログラム言語をコーディングすることですが、プログラムを製造して完成させて製品となる流れがあるので、やりがいがある職種といえます。
プログラマーに向いている人の特徴
では、プログラマーに向いている人はどのような人なのでしょうか。いくつか特徴を紹介します。
自己学習が苦にならない人
プログラマーは担当しているプログラム言語が最新状態であることを確認しておくことが求められます。 近年はAI・自動化・ノーコード/ローコード開発が導入されています。日頃から最新の技術や知識を取り逃がさないように、日々の学習・情報収集をしないと、配属されている開発プロジェクト内で、技術情報に乖離を生じることがあり得ます。技術に対する好奇心・向上心をもち新技術の習得に意欲的になれるプログラマーを目指しましょう。
コミュニケーション力がある人
プログラマーは、 パソコンや専用端末に向かって、プログラム言語をコーディングする入力作業をしています。しかし、単純にプログラム言語のコーディングをして、単体のプログラムを製造するだけではありません。
自分自身が製造したプログラムの前後に他の開発プロジェクトメンバーが製造したプログラム間のデータ連携を確認しないと、システムは完成しません。プログラマーは、他の開発プロジェクトメンバー・プロジェクトリーダーとコミュニケーションをとりながら進め 不具合があったときに開発プロジェクトメンバーが情報共有して、問題を解決する必要があります。また、不具合の発生を防ぐためにも、開発プロジェクトメンバーでのミーティングや進捗状況を把握し合いながら、開発プロジェクトを進めていくコミュニケーション能力が必要です。
論理的思考力がある人
プログラマーには論理的思考力が必要です。論理的思考力は、「物事を道筋立てて考える力」のことを言います。プログラムを製造するうえでは「明確」「正しい順序」「矛盾がない」ように製造しないと、実装してテスト稼働をしても動かないことや、暴走して終了しないこともあり得ます。プログラマーは、論理的思考力は後から身につけることが可能ですが、元々論理的に考える癖がついている人はプログラマーに向いていると言えるでしょう。
未経験からプログラマーを目指せる?
プログラマーとして活躍している人たちの中には、未経験から就職した人や、他の職種から転身した人も多く、プログラマーは未経験からでも挑戦できる職種であると言えます。
IT業界は慢性的な人材不足ですので、多くの企業の求人応募で「未経験者可」としている案件があります。「未経験者」は社内研修で教育してくれるケースや、外部のセミナーに参加して教育するケースがあり、技術を習得したあとは、開発プロジェクトに参画します。技術を磨くために自己研鑽するひとはプログラマーとして成長できるでしょう。
プログラマーになるには?
IT企業がプログラマーを求人応募するときは、「未経験者可」の案件は、採用されてから社内研修で教育してくれるケースが多いようです。教育が終了すると開発プロジェクトに参画します。そのときは指導をしてくれる先輩社員がいるので、OJTをしながら経験を積むことになります。また、社内研修がない企業は、外部のセミナーに参加して技術を習得するケースや、オンラインセミナーで教育を受けるケースがあります。プログラミングスキルについては動画サイトや本などで自己学習が可能です。
まとめ
今後の日本においてはプログラマーの需要がますます高まり、活躍の幅が広がると予想されています。IT業界は慢性的な人材不足で、経済産業省が公表した試算では6年後の2030年にIT人材が、約45万人不足するようです。国民の人口減少と少子化が加速する状況を踏まえると、新卒者に頼ったIT人材の補完では不足人材の解消はできません。今後は、転職市場でプログラマーの求人募集する流れは継続していくでしょう。 プログラマーを目指したいと思っている方は、是非一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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トライアローは、しごとF!NDERというお仕事検索サイトを運営するIT・通信・建設業に強い派遣会社です。これからプログラマーとして転職活動をしたい、これまでの経験を活かしてもっと条件の良い案件に移りたい、等のご希望を基に、条件にあうプロジェクトをご紹介しています。また、プログラマーとしてのキャリアについて悩んでいる方への、営業担当によるキャリア相談も行っております。
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