公開日:2015/05/25 最終更新日:2015/05/25
ヒューマンスキルにもさまざまな種類がありますが、仕事をしていくうえで重要になってくるのは「コミュニケーションスキル」と「マネジメントスキル」の2つがあげられます。 コミュニケーション能力の高い人は、複数の人と仕事をすることにおいて、相手の話をよく理解し、自分の考えをしっかり伝え、協調しながら仕事を進めることができます。同様にマネジメント能力が高いと、スケジュール管理や人材管理などがしっかりでき、人の上に立ってプロジェクトを推進することができるでしょう。個人の持っている技術スキルはもちろん重要ですが、ヒューマンスキルが高い人を必要とする仕事も多くあります。
黙々と作業をする場面の多いエンジニアはコミュニケーションを苦手としている人もいるのではないでしょうか。専門性を突きとめたい人、さらにマネジメントする立場へ進みたい人、エンジニアによって目標は様々ですが、後者のマネジメントする立場へ進みたい人にとって、ヒューマンスキルは重要な要素となってきます。 ヒューマンスキルが高いと、職場で円滑に仕事が行えることはもちろん、人脈の拡大、上司や仲間たちとの意思疎通が計れ、プロジェクトを任されるようなリーダークラスへの昇進や正社員になれる可能性も期待できるからです。
ヒューマンスキルを身につける方法はいくつかありますが、ここでは基本的なヒューマンスキル向上方法をご紹介します。
相手の言っていることを聞き、しっかり理解するヒアリング力を高めます。ミーティングなどではメモをとったりするのもよいでしょう。相手の考えを理解することで、その人からの信頼も深まり、コミュニケーション力が高まります。
相手の話している途中で「いや、それは違う!」などすぐに否定せずに、最後まで話を聞くことを心がけます。相手の意見をしっかり聞いてから「自分としてはこう思うのですがいかがでしょうか」という感じで提案するとよいでしょう。
例えば、相手や上司から「この企画書を5日までに提出して」と言われたら、「はい、わかりました」とただ答えるのではなく、「5日までに提出ですね」などしっかり復唱することを心がけます。復唱することで相手も「あの人はしっかり理解できているな」と思い、信頼度がアップします。できるだけ言われたことは復唱して返事するようにしましょう。
悪いところはすぐ指摘するのに、よいところは全く認めないのはよくありません。「昨日はあなたのおかげで助かりました」や「あの提案は素晴らしかったですね」などよい点はしっかりと認め伝えることが大切です。
特に難しいのは、自分の思っていることを相手に理解してもらうように分かりやすく話すことです。「あれをそうやれば、こうなる」などでは全く相手に伝わりませんから「AをBのようにすれば、Cになります」と物事を分かりやすく説明するのが大切です。
今、これらのスキルがないからといってマネジメントする立場を諦めなければいけない、という訳ではありません。ヒューマンスキルは技術スキルとは違い、すぐに結果が出るものではありません。普段からコミュニケーションを意識して接することが大切です。マネジメントする立場を目指す人に限らず、専門分野で技術を高めたい人も、身につけておいて損はありませんので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
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