公開日:2014/08/15 最終更新日:2014/08/15
転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は、「未経験者が建築、土木分野に転職するときにあると優遇される資格」と題しまして、建築、土木業界で重宝される資格について解説していきたいと思います。 建築・土木業に関する資格は、建物・道路などの建築や製造、設計、デザイン、販売、点検など、様々な業務に対するものが幅広くあります。 そのため、建築・土木の仕事でどのような業務に従事したいのかを明確にしてから、資格取得を考えるとよいでしょう。今回は人気の高い資格をいくつかご紹介します。
1、2級土木施工管理技士は国土交通省が管轄する国家資格です。道路や橋梁をはじめとする土木工事を行う際に、主任技術者や監理技術者として施工計画を作成します。 現場での工程管理や安全管理、土木工事が安全かつ円滑に施工されるよう技術上の管理を行うことも大切な役目です。 2014年現在、土木施工管理技士が注目されていますが、その理由として、東日本大震災の復興に関わる工事が盛んに行われており、主任技術者や監理技術者になることのできる有資格者の需要が高まっていることが挙げられます。 この資格を保有していると、社会保険労務士の受験資格が得られることや、学士の学位を有していなくても大学院に入学できる資格が得られるなど、将来の選択肢が広がることもメリットです。
様々な建築物に使われているコンクリートは、時間の経過とともに劣化します。しかし適切な処置を行うことで建築物の寿命を延ばすことができます。 建築・土木業界の資格でコンクリートに関わるものはいくつかありますが、多くは「これからコンクリートを用いて造り上げられる建築物」に関わる資格です。 一方コンクリート診断士の業務は「既に完成した建築物」の維持管理を目的としています。日本では、次々に新しく建築される時代は過ぎ、今後は維持管理に力を注ぐことになるといわれています。コンクリート診断士はそのような場面で必要とされる資格です。
技術士資格は文科省管轄の国家資格です。機械・電気電子・建設・上下水道など様々な部門に分かれた試験が行われています。それらの各部門に加えて様々な部門の知識をもって、総合的に技術管理を行なうことのできる人材と認められるための部門が、総合技術管理部門です。 プロジェクトマネジメントに携わる人には、その能力を裏付ける資格として役立ちます。この資格の保有者は技術コンサルタントとして独立・開業の道を選ぶ人もいます。 地方公共団体の入札に参加するときに、技術士(総合技術監理部門)を擁する会社のほうが有利になるというケースも増えています。
RCCM(シビルコンサルティングマネージャ)は、建設コンサルタントなどの業務に関わりたいと考える人に役立つ資格です。平成22年に資格制度が改正され、従来資格取得条件とされていた「国土交通省に建設コンサルタント登録した会社に勤務していること」が必ずしも必要ではなくなりました。こうして受験のハードルが少し下がったこともあり、RCCMに注目が集まっています。
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