絶縁監視システムの開発と導入を行うスリーイーテック株式会社の子会社化について

2024年08月13日

絶縁監視システムの開発と導入を行うスリーイーテック株式会社の子会社化について

トライアロー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:保坂幸治、以下「当社」)は2024年6月27日に、電気設備工事における絶縁監視システムの開発を行うスリーイーテック株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:三宅 正規、以下「スリーイーテック社」)の株式を100%取得し、子会社化しました。

子会社化に至る背景

スリーイーテック社は電気工事業、管工事業、消防設備工事業を主な業務としながら、遠隔で電気設備の保全や生産設備の統合監視を行える絶縁監視システム「遠測先生」の開発を行っています。「遠測先生」は静電容量分を除去検出する 2 つの測定方式(Igr , Ior 方式)に対応しており、負荷設備の稼働状況により、強いノイズが発生するような環境においても適用可能です。本システムの導入で、以下のことが実現出来ます。

  • インバータ機器の高調波電流による設備の誤動作防止
  • 設備の年次点検を1年から3年周期に変更
  • もらい事故等による生産機器の停止防止、安定稼動
  • 漏電事故の予兆の検出

当社においても、特に移動体通信分野における人材の派遣や業務請負事業を進める中で社会インフラを絶え間なく稼働し続けるノウハウを蓄積してまいりました。労働人口の減少が続く中であっても確実に遂行しなくてはならない運用や保守の業務においてこれまで以上に一人あたりの生産性や付加価値を向上させていくことは、当社のみならず社会インフラ全体にとっても早急に求められていることです。
その中で、電気設備や生産設備など絶え間なく稼働し続けることが求められる設備においてデジタル化を進めることで遠隔監視を可能としたスリーイーテック社とは高いシナジー効果が期待できると考え、今回の決定に至りました。今後、クラウド技術や機械学習の導入により、同社製品の能力を最大限引き出していくことを企図しております。

スリーイーテック社について

会社名:スリーイーテック株式会社
代表者:代表取締役社長 三宅 正規
本社所在地:〒544-0033 大阪市生野区勝山北2-1-11
設立:2013年10月
コーポレートサイト:https://3etec.co.jp/