公開日:2016/12/09 最終更新日:2016/12/09
今回は「職務経歴書の書き方」についてお届けいたします。 新卒採用やアルバイトなどに応募する時には必要ないのに、転職時に突然必要になるこの書類。決まったフォーマットがない分、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 基本のところをしっかりと掴んで、効果的な職務経歴書を作成しましょう。
あなたのご経験を本に例えたとき、履歴書を「目次」に例えましたが、職務経歴書はいよいよその本の「中身」にあたる部分となります。あなたがこれまでどんな会社にいて、どんな職務に就き、その中でどんな能力を身に付けてきたかを、採用担当者は詳しく知りたいと考えています。読む人のことを考えた、まとまりの良い職務経歴書を作成していきましょう。
職務経歴書には、履歴書のように決まった書式はなく、白地の紙1~3枚程度を用意し、パソコンで作成するのが一般的です。職務経歴書の一番の目的は、実務能力のアピールです。これまでの職務経歴が浅くて心配、という方でも、過去のアルバイト経験や職業訓練・研修の経験、自分の行動特性(積極性、学習意欲、協調性、責任感)などをアピールできる場と考えて問題ないでしょう。また、書式が自由なぶん、相手のことを気遣った見やすい書類が作れるかどうか、という点も合否が決まるポイントとなります。
一般的に、「冒頭部分のタイトル」「日付」「氏名」「職務経歴」は必須となりますが、それ以外の自己PRなどに特に決まったルールはありません。取得した資格やパソコンのスキル、表彰の経験やプロジェクトでのリーダー経験など、ご自身をアピールできる項目を自分なりに選んで追加してください。職務経歴が少ない場合は、アルバイトでの経験や学生時代の取り組みなども補足事項として記載してもかまいません。
POINT 表組などを使って経歴を記載すると、整理された印象を与えられてとても読みやすくなります。 日付を記載する際、元号と西暦が混在しないように気を付けましょう。外資系企業やIT企業では、西暦を使うのが一般的です。 退職理由なども記載できるとより良いでしょう。履歴書では「一身上の都合」や「会社都合」など一言で記載しますが、採用担当者としてはこれまでの会社を退職した理由も知りたい情報の1つです。
人の個性が様々であるのと同じように、世の中に存在する企業もさまざまです。例え同じ業界の同じ職種であっても、経歴や資格を特に重視し、即戦力を欲している企業もあれば、協調性や円滑なコミュニケーションスキルに重点を置く企業もあります。前者では職務経歴をより緻密に記載することで、後者の場合は機転を利かせてうまく行った成功体験の物語をより詳しく書くことで、採用担当者に与える印象を変化させることができます。 コツとしては、まず最初に1部、自分の職務経歴や能力などをすべて網羅したマスターシートを作成することをお勧めします。パソコンで作成した職務経歴書の場合、複製は簡単にできますので、マスターシートを複製し、応募先の企業の特性に合わせた情報を取捨選択し、その都度自己PRや志望動機を考えるようにしましょう。
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