公開日:2014/12/24 最終更新日:2014/12/24
転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は「未経験者がネットワークエンジニアに転職する時に優遇される資格と求人について」と題しまして、未経験者がネットワークエンジニアに転職する場合、どういった資格を持っていれば有利かを解説していきたいと思います。 ネットワークエンジニアとはネットワークの「監視・運用」「構築・保守」「設計・提案」を行うエンジニアの事です。 インターネットやITが私達の生活になくてはならないインフラになった今こそ、ネットワークエンジニアも同じように欠かせない、縁の下の力持ちになっています。 いまや欠かせない存在になったこの職業につくには、どんな勉強をすればいいのでしょうか。資格を軸に1つずつ見ていきましょう。
社内インフラなどネットワークを構築、運用、管理する、現代の企業にとっては欠かせないネットワークのスペシャリストであるのがネットワークエンジニア。 ニーズが高い分野ではありますが、同時にこの仕事を目指す人たちも多いと言われています。 資格がなければ仕事に就けないわけではありませんが、専門的な知識が必要な仕事ですので、特に転職する場合は経験者が優遇されるということが多いようです。 このような状況があることから、未経験者として転職する場合には、ある程度の知識が備わっていると認められるような資格を持っていることが必要ですね。 ここでは、転職する際に有利に働く資格をいくつかご紹介していきたいと思います。
ネットワークエンジニアの仕事へ転職する場合、以下のような資格を取得していると、有利になる可能性が高いと言われています。
ネットワーク機器市場では、世界的に圧倒的なシェアを誇るシスコシステムズ社が認定する資格で、数多くの種類があるシスコ技術者認定の資格のうち、ルーティング&スイッチングやセキュリティなど6つの分野それぞれのアソシエイト、つまり一番基礎的な資格です。ネットワークの基礎力が証明されるもので、一番メジャーなのはルーティング&スイッチングの資格と言われています。
こちらもシスコシステムズ社が認定する資格で、CCNAの最高位にあたるエキスパートの資格です。 高い難易度の問題や英語試験、8時間に及ぶ実技試験とその内容の難しさから、実質的にはネットワーク資格の最高位とも言われ、世界でも通用するものだそうです。 CCIEのみ7つの分野があります。資格を2つ取得するという人も多いそうで、ルーティング&スイッチングを取得したあと、セキュリティやサービスプロバイダーを取得する人が多いそうです。
ネットワークエンジニアとして高く評価されるというのが国家資格のネットワークスペシャリストです。 試験は年1回、情報処理推進機構が行っています。それだけにレベルも高く、合格率は10%前後と言われています。 ネットワークに関する技術を活用しながらシステムの企画、開発や運用、保守に至るまで主導的に従事し、同時に下を指導する役割も担うという、その名のとおりネットワークのスペシャリストとなる資格です。
LPICはオペレーションシステムであるLinuxの技術者認定制度で、カナダに本部があるNPO法人Linux技術者認定機関であるLPIが実施しているものです。 Linuxはその高い信頼性からさまざまな分野において需要も高まっているため、ITエンジニアのさまざまな職種に役立つと言われています。 レベルは3段階あり、サーバの構築や運用・保守などといったLinuxの基本操作やシステム管理ができる証明となる「LPIC-1」から順に取得できるようになっています。
就業後、ネットワークエンジニアのキャリアパスの一例として、運用・監視から保守、設計というパターンがあります。 各フェーズでステップアップをしていくには資格を取って行くことが重要となります。 中にはスキルアップ支援の一環で資格取得のための金額補助をしてくれる会社もありますので、求人を見る際にもその旨の情報があるかどうか、確認するのもいいでしょう。
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