公開日:2023/06/21 最終更新日:2023/06/21
2023年度における第一級陸上特殊無線技士(一陸特)の資格試験の日程は、以下の通りです。
第一級陸上特殊無線技士試験の具体的な全体スケジュールの流れは、以下の通りです。
まずは、第一級陸上特殊無線技士の資格試験に申し込みます。
申込期限は、試験期日の2カ月前の1日0時~20日23時59分までです。試験科目の免除で証明書を郵送する場合は、期日を必ず守らなければなりません。なぜなら、期日内に郵送されないと免除が認められなかったり、受験自体ができなかったりする可能性があるからです。もし、やむを得ない事情があって試験地の変更をしたい場合は、試験日の10日前までに各試験地の事務所へ連絡しなければなりません。
申し込みする際には、顔写真(写真データ)が必要です。利用できるものは、以下の3つとなります。
試験申込後に登録内容や顔写真、証明書などの審査が行われます。いずれかに指摘事項があれば電子メールで連絡がくるため、その際は再提出が必要です。再提出には、期限(電子メールに記載)があります。審査に通過すると電子メールで受験票が送付されるため、忘れないよう、早めにA4用紙などで印刷しておくのがおすすめです。
上述したように、2023年度の試験日は、以下の3回です。
試験結果は、試験日から3週間以内に電子メールで届きます。メール内には、結果を閲覧できるサイトのアクセス方法や、試験結果のダウンロード方法(IJKから始まる受験番号が必要)などが記載されているため、確認が必須です。なお、試験日から4週間程度経過しても結果メールが届かないときは、日本無線協会へ問い合わせる必要があります。
試験に合格した場合は、3カ月以内に第一級陸上特殊無線技士の免許を申請する必要があります。免許申請の流れは、以下の通りです。
氏名と生年月日がわかる証明書類をあらかじめ用意します。なお、申請書に住民票コードなどを記載した場合は不要です。
申請書は、総務省の電波利用ホームページにある無線従事者免許申請書から「第一級陸上特殊無線技士用」をダウンロードし、A4サイズの白い用紙で印刷します。
第一級陸上特殊無線技士用の免許申請書に必要事項を記入し、顔写真を貼り付けます。申請書に記載する際には、鉛筆やインクが消えるようなボールペンなどの使用は禁止です。
「免許の申請書」「必要分の切手を貼り付けた返信用封筒」「証明書類」などを封筒に入れ、受験地もしくは住所地を管轄する総務省総合通信局へ郵送します。
申請書を郵送してから約1カ月で免許が届きます。
第一級陸上特殊無線技士の試験では、「無線工学24問」「法規12問」が出題されます。いずれも多肢選択式(4~5択)で、両方の科目に合格しなければなりません。試験時間は、3時間(法規免除の場合は2時間30分)です。問題用紙は、無線工学と法規が同時配布されるため、自分の好きなほうから始めることができます。合格点は、無線工学で120点中75点以上、法規は60点中40点以上が必要です。 どちらも過去問題を何度も解くことが大切になります。過去問題は、日本無線協会の「受験案内」から「試験問題と解答」を利用可能です。正解・不正解を問わず、答えについて参考書で確認するとよいでしょう。過去問題がすべて回答できるようになったら次の年の過去問題にとりかかります。無線工学は無線に関わる用語や現象、計算問題、法規は条文、法的にどのようなことをしなければならないのかなどを覚えておくのがポイントです。
2023年度現在、第一級陸上特殊無線技士試験の資格試験を申し込む方法はインターネット申請のみです。
2021年度までは書面による申請とインターネット申請のいずれかを選択できましたが、2022年度分からは書面による申請ができなくなりました。ただし、例外として障がいなどインターネット申請ができない理由があり申請が困難な場合は、日本無線協会に問い合わせて書面申請できるケースもあります。
インターネット申請の主な流れは、以下の通りです。
インターネット申請をする際に顔写真のデータが必要になるため、前述した条件を満たした顔写真を用意しておきます。
日本無線協会の試験申請用画面「無線従事者国家試験等申請・受付システム」で必要事項を入力後、申請。試験科目を免除したい場合は、申請時にその旨を入力し期限内に必要書類の郵送が必要です。
期限内に申請時に選択した方法で受験料を支払います。支払方法は、クレジットカード決済やコンビニ決済、ペイジー決済から選択可能です。
ここでは、第一級陸上特殊無線技士試験を受験する際の注意点を解説します。
受験料は、支払い期限(受付月の22日)までに完了することが必須です。支払いが期限内に完了していない場合は、申請自体が無効になってしまいます。なお、第一級陸上特殊無線技士の受験料は6,300円です。以下で3つの支払い方法について解説します。
セブンイレブンやローソン、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、セイコーマート、ミニストップのいずれかを選択可能です。支払方法選択時にコンビニ決済を選択し、「支払」ボタンを押して表示されるお支払い番号とお支払い期限を保存するか印刷します。支払い期限までに、コンビニで受験料を支払えば完了です。
利用できるのは、VISAかMasterCardです。支払方法でクレジットカード決済を選択後、カード情報を入力して受験料を支払います。支払い後、登録メールアドレスに申請受付完了メールが届けば完了です。
ペイジー決済を選択後、「支払」ボタンを押して表示される「お支払い番号」と「お支払い期限」を保存するか印刷します。ペイジー決済ができる金融機関の店舗もしくはネットバンクで支払い、登録メールアドレスに入金確認メールが届けば完了です。
認定学校を卒業、もしくは業務経歴で試験科目の免除を希望する場合(かつ初めて受験する場合)は、インターネットでの申請時に記載する必要があります。また、申込期間内に必要書類の原本を郵送しなければなりません。必要書類は、経歴証明書、または卒業証明書と履修証明書です。
初めて受験する人が所定の業務経歴で科目免除を希望する場合は、経歴証明書の提出が必要です。なお、2回目以降は提出が不要となります。経歴証明書の様式は、日本無線協会のホームページからダウンロードが可能です。
初めての受験、かつ認定学校を卒業した人の場合は、卒業証明書と科目履修証明書の提出が必要です。なお、2回目以降は提出する必要がありません。
受験票は、電子メールで送付されるため、試験日の前日までには以下のような方法で印刷が必要です。受験当日に、受験票がないと受験自体ができなくなるため、注意しましょう。