ITエンジニアの転職~業界・企業の選び方~

公開日:2015/07/21 最終更新日:2015/07/21

転職を考える皆さんにお届けしているトライアローラボコラム企画ですが、今回は「エンジニアの転職~業界・企業の選び方~」と題しお送りします。

かつての「終身雇用」という言葉は古くなり、今の社会では転職することが当たり前の時代となりました。
しかしどうやって転職してよいかわからなかったり、漠然と不安を感じてしまったりと、ネガティブなイメージが多いのも事実ではないでしょうか。ここではITエンジニアの転職について、業界や企業の選び方、転職活動の進め方のポイントをご紹介します。

転職時の仕事の探し方

転職時に仕事を探す方法としてポピュラーなのはハローワークだと思いますが、今日ではほかにもさまざまな方法で仕事を探すことができます。

ネットや情報誌などの求人媒体で探す

インターネットで「求人」と検索すれば、あらゆる媒体や企業からの求人情報を見ることができます。しかし情報が漠然としているものもあり、その企業が自分に合っているのか、その企業がどんな企業なのか見極めるのが難しいともいえます。

取引先や友人知人、家族などの紹介で探す

いわゆるコネクションやパイプを使って職を探す方法です。今はSNSの普及などにより、昔の友人や同級生などにも連絡が取りやすくなりました。知人が努めている会社に求人はないか尋ねてみたり、親しい取引先の関係者に枠がないか聞いてみたりするとよいでしょう。

人材紹介会社や派遣会社を利用して探す

公共の職業紹介所がハローワークなのに対し、こちらは民間の職業紹介所です。専門的な知識を持ったコンサルタントが常駐し、企業の情報もしっかり確認しながら選ぶことができます。

業界・企業を選ぶ際に気を付けるポイント

転職で新しい業界や企業を選ぶ際に、同業を選ぶか異業種にチャレンジしてみるかは悩むところです。同業であれば今まで経験してきたスキルを十分生かすことができます。逆に異業種を選べば今まで経験してきたスキルを活用しながら、スキルの幅が広がります。

そのほか業務内容などについてもしっかり把握し、具体的にどのような仕事になるのかも面接時などに確認しておくことが大切です。年収がどれくらいになるかも把握しておきましょう。福利厚生や休日がどうなっているかも、企業を選ぶうえでは欠かせない項目です。

ITエンジニアの転職で気をつけるポイント

転職する際にはどういった点に気をつけて企業を選べばよいでしょうか? 仕事の内容、待遇面、労働環境・・・など考える項目はさまざまありますが、どれを優先させて仕事を見つけるかも大切といえるでしょう。

正社員の場合

正社員で仕事を見つける場合、自分がこれから長期にわたり就業していくことが前提です。できれば自分が入りたい企業がどのような企業なのかを念入りに調査したいところです。しかし個人で調べるには限界があり、その企業の裏側まで知ることはできません。そういった場合は人材紹介会社のコンサルタントなどに登録し、第三者から情報を聞き、企業研究をすることが有効です。業務内容や社内環境、待遇面など、外からはわからない情報が聞き出せるかもしれません。

派遣会社の場合

派遣(ITエンジニアの場合はいわゆる特定派遣)で仕事をやっていく場合は、正社員ならば、一度入った業界内でキャリアを積むことになるがその縛りがなく、さまざま業界、分野のプロジェクトに参加することができます。ビッグプロジェクトに携われる可能性があり、それが大きな醍醐味でもあります。また、自分のスキル次第で相応の賃金が得られるという良さもあります。ジョブチェンジしたい人にとって、未経験でも派遣ならば門戸が開きやすいということもあります(ただしテスター等の下流工程からのスタート)。こういったメリットも多い中、求人を探すにあたって、業務内容や待遇面、ワークライフバランス、労働環境等何を最優先とし、そしてどんなキャリアを目指しどのように人生設計をしていくかを考える必要があります。

しかし、これらを一人で考えるのはなかなか大変なこと。派遣会社のアドバイザーやコンサル担当の人に相談をしながら、設定していくこともカギでしょう。

具体的に転職活動を進めるにあたって必要なこと

以上、正社員・派遣それぞれのポイントについてご紹介してきましたが、どちらの仕事に就くにしても共通点は多くあります。まず自己分析をしっかり行い、アピールできるポイントをまとめておきます。自分のスキルや、参加してきたプロジェクト内容を実際に書面やデータで起こす際は、略歴から始まり、詳細はプロジェクトごとに記載するといったコツも必要です。開発環境のほか、リーダー経験がある人は、要員の記載も大切です。これらの情報は正社員であればエントリーシートに使えますし、面接時の武器にもなります。派遣の場合はスキルや特技として登録できます。

また、具体的に求人を見て行く上で、給与が高い求人は、それなりに理由があることも…。それは、拘束時間が長い、ハイスキル、責任の重さ、人材が定着しない等。なぜそうなのかは自分で調べるほか、人材紹介会社や派遣会社のアドバイザーやコンサルタントを活用して、その理由を確認することが必要です。

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